茨城の20世紀遺産

34・梅津会館(旧常陸太田市役所)

建立年代  1936(昭和11年)
住所  常陸太田市西二町2186

 梅津会館は 1936(昭和11年)に旧大田町役場として建立された。 1954(昭和29年)に市制施行後は市役所として 1978(昭和53年)まで使用されていた。梅津会館は同市出身のの実業家梅津福次郎氏の寄附によって建立された。梅津福次郎氏は大田町の菊地醤油に奉公し、商売を憶え、独立して函館に渡った。函館では納豆売りから始めて、酒、食料、雑貨を扱い、販路を北海道全域に広め財をなした(函館人物誌)。氏は信仰心も厚く、報恩感謝の念も忘れず、この梅津会館の他に太田小学校、函館の地元でも函館高等水産学校、函館市立中学校等に多大の寄進をし、久昌寺本堂や身延山にも大講堂を寄進している。太田市内は県北の中心地として古くから発展し、多くの町屋が有り、町並みが整備され始めている。近くには水戸黄門で有名な西山荘、戦国時代の佐竹氏の遺構、佐竹寺本堂(重要文化財)や馬場八幡宮本殿(市指定)などが有る。
全景
案内板
 
関連リンク
函館人物誌  日蓮宗信行道場  梅津会館  久昌寺
 
 
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2005.10.05製作

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